環境音楽と言ってみなさんはどんな音楽を想像しますか?
ヒーリング、デパートでかかっているBGM、自然の中の動物の鳴き声、芸術作品としての環境音楽、建築と音楽のコラボレーション・・・などなど受け止め方は人それぞれだと思います。
当然、沢山の答えがあるように、環境音楽に携わる人材に求められる要素もいろいろあると思います。ヒーリングに携わるのならば、音楽と心理や、体の関係について詳しいほうがより良いでしょうし、建築とコラボレーションを行うのであれば、空間や場と音楽の関係について研究しなければなりません。
また自然音を活用した音楽を作るのであれば、録音知識や、音響的技術に詳しいことがより創作に役立つかもしれません。
つまりこれだけ沢山の環境音楽があれば、一口に音楽家として環境音楽に携わるとしても、どのように自分の立場や得意分野を活かして参加するかということについて、よく考える必要があります。
“環境音楽演習”の授業では、あらゆるタイプの環境音楽について紹介しながら
自分自身にとっての環境音楽とは何か?についてみなさんに考えてもらうことを大事にしています。
国立音楽院には様々な環境音楽の授業があり、数多くのタイプの環境音楽について勉強することができます。講義の中で、またはディスカッションを通じて、または作品作りを通して、みなさん自身にとっての環境音楽を考えてみませんか?幅広い環境音楽の枠の中で、きっとみなさん自身の個性と得意分野を生かした関わり方があるのではないかと思います。
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| 指導講師 星谷丈生 |
なんと環境音楽が、全国同時ナマ放送
NHKラジオ第一放送朝の「今日も元気でわくわくラジオ」6月3日放送で、国立音楽院と、環境音楽科を紹介。
スタジオから生中継で全国に鹿野淳先生の作曲と学院生のインタビューが流れました。
NHKが取材希望したテーマは「自然の音から、心のやすらぐ音楽をつくる」。今年から「フィールドレコーディング」や「環境音楽マーケティング」の授業を受け持ち、マスコミへの作曲実績も多い鹿野先生が、3曲のオリジナルを提供しました。
それぞれの音源題材は、世田谷公園の子どもの遊び声、草笛、雨の音などです。自然と融和した音楽は、耳に心地よく、心やすらぐものがあり、うっとうしい梅雨の雨の音も快適な音楽にかえるものとして、聴く人の共感を呼びました。環境音楽の1つのベクトルを示したものとして画期的な放送だったと言えます。大阪や九州の卒業生から「聴きましたよ」とお電話をいただいたのも、嬉しい知らせでした。自家版CDあります。欲しい方には差し上げています。
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「今日も元気で、わくわくラジオ」
≪NHKラジオ第一放送2004年6月3日 全国生中継放送≫
1.午前9時のオープニング−1’30”−
2.三宿ルポ/国立音楽院校舎前−1’50”−
3.午前11時のNHKニュース−4’38”−
4.環境音楽科ルポ/国立音楽院第1スタジオ−7’50”−
鹿野淳(環境音楽科指導講師)
高橋めぐみ(環境音楽科2年生)
曽根智(環境音楽科1年生)
土肥佳子(NHKレポーター)
5.エンディング−1’08”− |
環境音楽の曽根智アブストラクトの世界 〜音の存在〜
こんにちは曽根です。ノートパソコンを買ってご機嫌です。このごろ日記をつけてます。まぁ普通の日記とは少し違っていて『その日に印象に残った音に対する記録』という目的で日記をつけています。さて・・・・皆さんは普段どれくらい周りの風景に耳を傾けてますか?
考えてみる。車の騒音、電車の車輪の音、人の声、etc…様々な音が街に流れています。しかし実際耳に残る音は少ないものです。ヒトの耳には基本的に必要な音しか残らないものです。しかし耳に残らなかった不必要な音というものはヒトにとって存在してはならない根本的必要悪な音なのかと、学生時代からけっこう考えたりしています。一般に不必要な音というものは総称して『騒音』、『雑音』、英訳すると『noise』と呼ばれています。
掃除機の吸い込み音、「ズービー、ズービー」という音が居間で鳴り響いています。これは皆さんにとってどんな音ですか?必要な音?不必要な音?少し外に出てみる。外には様々な音が流れています。多くの音の中から歩く人の足音を聞いてみる。階段に冷たく響いている足音・・・ここで聴く視点を少し変えてみます。『コツッ、コツッ』これは個人差がありますが耳が慣れてくると足音がリズムを打ってるかのように聴こえてきます。聴くという視点を少し変えるだけで雑音でも何でも楽器になるし立派な音になる。音は自分の聴きしだいで不快な雑音にもなり、環境音にもなり、表裏一体だと考えられます。僕は基本的に音というものに『不必要』という言葉は必要ないと考えています。となれば電車の車輪の音、車のエンジン音・・・これらも騒音でもあり環境音でもあります。では先ほど書いた掃除機の音・・アレは雑音ですか?環境音ですか?
人の耳は基本的に必要な音、不必要な音を聴き分けています。一度イヤホンを外してみて聴いてみてください。そこには様々な音がアナタを迎えてくれるハズです・・・
音日記をつけるコツ・・・・
1.朝、外に出て一番最初に聞いた音は?
2.夕べ寝る前に最後に聞いた音は?
3.今日聞いた中で一番嫌いだった音は?
●曽根君のこと●
MTのベースマン。前号のラポールに掲載していた「鹿野淳 目を閉じて、聞いてみよう」の愛読者だったそうです。入学も鹿野先生のような感性に出会いたいということがきっかけで、環境音楽以外にもいろいろと目や耳を傾け、現在音楽磨きに修行中。
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